Column34.終身保険の比較のポイント

終身保険の比較のポイントとして以下の点に注意しましょう。

◇返戻率に着目する
最後保障を目的とし、老後資金をきちんと貯められる事が目的だとすれば、払い込み期間中は返戻率を低く抑え、 保険料が少しでも安い商品を選ぶのが賢い選び方です。
一方、最後保障を備える目的ではあるが、子供の教育資金・家のローンなどの未来の生活にまだ不安があり、 解約・減額する可能性がある場合は、返戻率が少しでも高い商品を選ぶ事がポイントです。
支払い期間中の返戻率は各保険会社の商品によって異なります。

◇死亡保障に着目する
あくまでも死亡保障を目的とし、保険金額は減る事なく、積立保険料が資産運用出来るタイプの保険商品（変額保険・ドル建て保険）も非常に有効な選択肢の一つです。
特に20代～30代などの若い年齢層は、保険料も安く、十分な運用期間もあるため、死亡保障を目的としながら、老後資金を大きく増やせる可能性があります。
インフレ・増税はますます進んでいく事が予想される中で、死亡保障や老後資金を増やせる事は非常に大きなポイントになってきます。
逆に高年齢の方には、ほぼ終身と言える、99歳定期保険であれば、積立型の終身保険よりも保険料を抑え、一生の安心を持てるという考え方も出来ます。