Column30.法人保険の見直しのメリット

法人保険の見直しの目的の多くは「節税」や「決算対策」などです。
確かに保険には節税対策になりうる商品もありますが、保険本来の働きではありません。
法人保険も、個人の保険同様、求められる役割はタイミングにより異なります。

見直し時期として一番多いのは経営陣が変わったタイミングです。
保険の場合、往々にして社長や役員の付き合いで加入している例も少なくないため、保険本来の機能が有効活用されていないケースもあります。
また、従業員が増えたタイミングも見直しの時期として挙げられます。
従業員が増えるに従い、会社としての責任も大きくなっていきます。万が一に備えるには、当然見直しが必要になるでしょう。

創業以来、長らく保険の見直しを行っていない場合、現在の会社に必要な保障を満たしていない可能性もあります。
あるいは、保険商品が高機能になり、ベストだと思っていた保険よりも良い商品が出ている可能性も十分にあります。
例えば、以前には死亡保障だけで加入されていた法人保険を、ガンの保障や死亡保障もセットにして、かつ積立もできて、保険料は損金扱いできるといった商品に見直せばメリットは大きいですよね。


法人保険も定期的に見直して、節税だけでなく、よりお得に保障を充実させ、手元にキャッシュが残るようにしましょう。