Column18.契約者貸付

契約者貸付とは、解約返還金の一定範囲内で貸付けを受けられる制度の事です。
急にお金が必要になった際に、生命保険を担保にお金を借りる事が出来ます。
注意点は、保険会社所定の利息がかかるのと、保険会社や商品によっては、契約者貸付が利用できない場合もあります。

◇契約者貸付を受ける方法
まず、契約者貸付を受ける事ができるのは生命保険の契約者本人のみです。手続きは保険会社や保険代理店に連絡して所定の書類を請求し、その後提出を行います。

◇返済方法
貸付金はいつでも返済する事ができます。返済方法は、保険会社の窓口で支払う方法・振込用紙を使用して支払う方法・専用のカードによってATMで支払う方法があります。

◇契約者貸付を利用する上での注意点
契約者貸付を利用する上で注意しておいたほうが良い点が4つあります。
1つめは、貸付金につく利息です。利息によって元利金(元金と利息の合計額の事)は年々膨らんでいきます。
2つめは、貸付利率に関してです。予定利率が高い契約の場合は、貸付利率も高くなります。
3つめは、未返済のまま満期を迎えたり、死亡してしまった場合です。満期保険金や、死亡保険金から元利金が引かれた金額が保険金受取人に支払われます。
4つめは、貸付金の元利金が解約返戻金を超えてしまった場合です。生命保険会社から通知された日までに一定の金額を振り込む必要がでてしまいます。もし、振込が行われない場合保険契約が失効となってしまいます。